2月21日の日記
2004年2月20日昔に書いた詩。個人的にこの詩は好き。
でも、たぶん、理解不能な詩だと思う。
『無有描 (むゆうびょう)』
“僕” という存在を “無” にすることはできません
僕に関わるすべての人から
僕に直接的に関係のある人のすべての
“僕” という記憶を消すことはできても
僕に関わったことのない人から
僕のことを間接的にしか知らない人のすべての
メディアや何らかの媒体を通してしか知らない
そんな “僕” という記憶までは消すことはできません
なぜなら その人は僕のことを知らないことと同じだから
だから “僕” という存在を “無” にすることはできません
“僕” という存在は永遠に “有” なんです
もし “僕” という存在が “無” になれる時があるのなら
それはたぶん すべての人が “僕” であり
人間すべてが “僕” であることで
すべての存在が “有” になる時
僕という存在は “無” になるのかもしれない・・・
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