私は彼女の寝顔に魅入っていた。

人を、誰かを、『認める』という行為は、
そんなに難しいことじゃないでしょう。

でもね、近くにいればいるほど、
『認める』ことが当たり前になってしまって、
そんなことはその人も解っているだろうって気になって、
つい、それ以上を望んで、間違いを訂正したくなるんだよ。

でもね、それは君を信じているからだよ。

…フッ、ごめんね、
それは君にとって押し付けでしかなかったかもしれないね。

だから、ちゃんと言うよ。

「君を認めているよ。誰よりも。」

私ははだけた布団をそっと彼女にかけて、そう呟いた…。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索