ここは宇宙機構ボルティカ艦隊司令室。
艦隊統合指令、フォルスの怒声が司令室を震わす。
「HIKARI回線接続はどうした!まだ享世と繋がらないのか!」
享世…特殊任務を負い、彼は一人惑星バーロンの北緯38度、
東経195度地点に突如として開いた謎の穴の調査に来ていた。
そして彼は目を疑う恐ろしき光景を目の当たりにしていた。
「これは!」
穴、真っ暗な深淵、闇。漆黒。そして、えもいわれぬ静寂。
無音。まるで地上に開いたブラックホール。
全てを飲み込もうとする黒。人は心理的に黒く、
音亡き空間に畏怖の念を抱く。
全てを無に返そうとする、全ての存在を否定する感覚。
しかし、享世は知っていた。そう、この畏怖の感覚を。
「Satan’s hole(悪魔の穴=闇)」
「Satan’s hole?」
享世の発した声は司令室にもかすかに伝わっていた。
フォルスは焦っていた。彼も知っているのだ。その闇を。
その闇に飲み込まれて、生きて帰った奴はいない。
Satan’s hole…それは黄泉への扉だとでもいうのか…。
「指令、通信状態が不明な周波数により享世のシステムにリンクできません。」
それは闇が生み出す全てを拒む波。
「旧システムのADSL回線はどうだ、それでもダメか?」
「ダメです、ADSL回線はすでに解約。繋がりません。
HIKARI回線も有線接続時は100%でしたが、
有線を解除、無線に切り替えてからはシステム不安定。
電波状況は弱、壁が多すぎます。」
フォルスは焦っていた。
しかし、ふと享世がいった言葉を思い出す。
『焦っている自分に気付けばいいことさ』
「そうだ、私は焦っている。だからこそ冷静になるための最善の方法を探すんだ。」
フォルスは艦隊に統一命令を出す。
「乗組員以下全ての人員に防護服着用を命ずる。その後速やかに全扉を開放せよ。」
遮る壁を一つでもなくす。これは最善の策か。
「フォルス、フォルス…」
享世の声がかすかに司令室に伝わる。
「HIKARI無線接続、リンク70%達成。享世のシステムにアクセス。」
フォルスは力の限り享世に訴える。
「享世…享世…すぐに戻れ、それは…」
しかし、享世はフォルスの声を遮るように話し始める。
「これは最初から決められたことなのだよ。
俺はこの闇からここへ流れ着いた。そして闇に帰る。
これは自然の摂理だ。お前と出会えてよかったよ。
宇宙という世界を知ることが出来たからな。
俺のこと忘れないでくれ。再び相見えるときのために…。」
享世は闇に向かい歩き出す。
「指令、バーロンの核が急速に臨界に達しようとしています。
バーロン消滅まであと3分。全扉閉門。ワープ航法準備に入ります。」
もはや今からでは享世を連れ出すのは不可能か…。
フォルスは思う、もし私が指令という立場ではなかったら…。
「享世…俺はもう何も言うまい。だが、一つだけ教えてくれないか?
お前言ったよな?この世界に来たとき、
前の世界のことは何も…覚えていないと…。それは本…当か?」
享世は静かに答える。
「覚え…てる……ちゃん…とな……。」
惑星バーロンがゆがんで見える。艦隊はワープゾーンに突入した。
「惑星バーロン…消滅しました。享世は…。」
フォルスは何かを悟ったように少しははにかみながら、
「奴は生きているよ、
闇がこの世に存在するんだ、だったら、光だって必ずどこかにあるさ。」
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
えぇ〜、ADSL回線から、光に変えたのよ、3月31日に。
で、ちょっと繋がり悪いの。今までは有線だったのを無線に変えたから。
設定にもめちゃくちゃ戸惑ったし。
けどまぁ、私の脳を持ってすれば余裕の『よっちゃんイカ』なんだけどね(笑)
それで、ADSLから光に変えたって話を書こうと思っていたらこんな話になりました。
う〜ん、私の脳はいったいどうなっているだ??
艦隊統合指令、フォルスの怒声が司令室を震わす。
「HIKARI回線接続はどうした!まだ享世と繋がらないのか!」
享世…特殊任務を負い、彼は一人惑星バーロンの北緯38度、
東経195度地点に突如として開いた謎の穴の調査に来ていた。
そして彼は目を疑う恐ろしき光景を目の当たりにしていた。
「これは!」
穴、真っ暗な深淵、闇。漆黒。そして、えもいわれぬ静寂。
無音。まるで地上に開いたブラックホール。
全てを飲み込もうとする黒。人は心理的に黒く、
音亡き空間に畏怖の念を抱く。
全てを無に返そうとする、全ての存在を否定する感覚。
しかし、享世は知っていた。そう、この畏怖の感覚を。
「Satan’s hole(悪魔の穴=闇)」
「Satan’s hole?」
享世の発した声は司令室にもかすかに伝わっていた。
フォルスは焦っていた。彼も知っているのだ。その闇を。
その闇に飲み込まれて、生きて帰った奴はいない。
Satan’s hole…それは黄泉への扉だとでもいうのか…。
「指令、通信状態が不明な周波数により享世のシステムにリンクできません。」
それは闇が生み出す全てを拒む波。
「旧システムのADSL回線はどうだ、それでもダメか?」
「ダメです、ADSL回線はすでに解約。繋がりません。
HIKARI回線も有線接続時は100%でしたが、
有線を解除、無線に切り替えてからはシステム不安定。
電波状況は弱、壁が多すぎます。」
フォルスは焦っていた。
しかし、ふと享世がいった言葉を思い出す。
『焦っている自分に気付けばいいことさ』
「そうだ、私は焦っている。だからこそ冷静になるための最善の方法を探すんだ。」
フォルスは艦隊に統一命令を出す。
「乗組員以下全ての人員に防護服着用を命ずる。その後速やかに全扉を開放せよ。」
遮る壁を一つでもなくす。これは最善の策か。
「フォルス、フォルス…」
享世の声がかすかに司令室に伝わる。
「HIKARI無線接続、リンク70%達成。享世のシステムにアクセス。」
フォルスは力の限り享世に訴える。
「享世…享世…すぐに戻れ、それは…」
しかし、享世はフォルスの声を遮るように話し始める。
「これは最初から決められたことなのだよ。
俺はこの闇からここへ流れ着いた。そして闇に帰る。
これは自然の摂理だ。お前と出会えてよかったよ。
宇宙という世界を知ることが出来たからな。
俺のこと忘れないでくれ。再び相見えるときのために…。」
享世は闇に向かい歩き出す。
「指令、バーロンの核が急速に臨界に達しようとしています。
バーロン消滅まであと3分。全扉閉門。ワープ航法準備に入ります。」
もはや今からでは享世を連れ出すのは不可能か…。
フォルスは思う、もし私が指令という立場ではなかったら…。
「享世…俺はもう何も言うまい。だが、一つだけ教えてくれないか?
お前言ったよな?この世界に来たとき、
前の世界のことは何も…覚えていないと…。それは本…当か?」
享世は静かに答える。
「覚え…てる……ちゃん…とな……。」
惑星バーロンがゆがんで見える。艦隊はワープゾーンに突入した。
「惑星バーロン…消滅しました。享世は…。」
フォルスは何かを悟ったように少しははにかみながら、
「奴は生きているよ、
闇がこの世に存在するんだ、だったら、光だって必ずどこかにあるさ。」
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
えぇ〜、ADSL回線から、光に変えたのよ、3月31日に。
で、ちょっと繋がり悪いの。今までは有線だったのを無線に変えたから。
設定にもめちゃくちゃ戸惑ったし。
けどまぁ、私の脳を持ってすれば余裕の『よっちゃんイカ』なんだけどね(笑)
それで、ADSLから光に変えたって話を書こうと思っていたらこんな話になりました。
う〜ん、私の脳はいったいどうなっているだ??
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